第20回星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン

5/18に行われた第20回野辺山100kmウルトラマラソンに今年もURCの精鋭8名(垣本会長以下、角田、中村暁、榎本、渡辺、工藤、谷口、桝田、応援:長濱)が参加し5名が完走してきました。 垣本会長は9回目の完走で見事デカフォレスト リーチ達成!来年はURCから大勢参加が見込まれます!最速は榎本さんの11:50:37!、初完走、桝田さんの完走記を紹介します。

第20回野辺山ウルトラマラソン、ギリギリ、ヘロヘロ、脚ボロボロで完走。何とか去年のリベンジを果たせました!!

 前日、昨年と同様、URCカッキー会長の車で浦安を出発、先ずは清里の小作でほうとうを堪能。今年は豚肉ほうとうを注文(1400)ボリューム大で満足! 昼飯後、野辺山に乗り込み会場入りしてエントリー、いよいよ去年の忘れ物を取り戻す時が来た!ゼッケンNO538、参加賞は小型リュックだった(翌日背負って走ってる人が多数いた、使いやすそう)エントリー後は車で逆回りでコース下見へ。馬越峠の登りはめちゃきつそう。皆で八峰の湯に浸かってから宿舎の伊予ロッジにチェックイン。ビュッフェスタイルの夕食が美味!食い過ぎたー?!

当日朝 2:30起床、3:00朝食、前夜と同様ビュッフェ形式の美味しい朝食にまたもや取り過ぎてしまった。(全く懲りとらん) 4:00宿のマイクロバスでスタート地点まで送ってもらった。会場は既に大勢が集まっておりレース前の独特の雰囲気が漂っていた。59、87km地点で荷物を預けてトイレに並んだ。(この朝2回目^^;)
5:00スタート、ウルトラ特有の緩いスタート、スターターは安藤美姫だった。皆焦ることなくのろのろと動き出した。八ヶ岳が超綺麗!

①0-10km 1:21:08  前夜、朝と大量にビュッフェを平らげてしまった影響で腹が重い、ただ去年と違って食ったものが良かった為か幸いピーピーにはならなかった。5km地点で念の為に去年もお世話になったホテルに駆け込みトイレ(3回目)。その間に集団のかなり後半になってしまった。周りは100kmの白ゼッケンではなく42kmの青ゼッケンが目立ってきた。(URCの皆さんの10kmの入りは1:04〜12、早くも10分強差がついてしまった)

②10-20km 1:27:30   10km地点から始まる林道の登りは余裕をもって登った(余裕かましすぎた、後で大苦労)、ただここでは後半に足を残すためここで脚を使い切ってはいかんの一心だった。1908mのコース最高地点も余裕で到着、横を見れば素晴らしい富士山が!

③20-30km 1:17:30 漸く下りに入った!だが地道なので足を挫かないようキロ6前後で焦らずに下った。

④30-40km 1:13:11  35km稲子湯到着の寸前にURCの暁さんに追いついた。又稲子湯直前ではURCの太郎さんに出迎えて頂いた。URCの先頭のカッチさんは56分前に通過した由。結構ギリギリのペースである事に気付き愕然、スピードアップ。暫く行くと見慣れたお猿着ぐるみの姿が見えてきた。もしかして?!近づいてみたらやっぱりしゃおらいさんだった。しゃおらいさんは腹の調子が良くない(ガス腹との事)らしく苦戦中。71km地点滝の湯の関門が15:15であることを教えてもらった。71km関門の時間までは全く余裕がないではないか(焦)しゃおらいさんは戦意喪失気味だったので先行させてもらうことにした。

⑤40-50km  1:03:38  42km地点八峰の湯の手前でしゃおらいさんが追いついて来て暫く並走出来た。42kmでトイレ休憩との事で再び別れ松原湖畔を駆け下り、小海線を越え50km関門を目指した。50km関門には11:00迄には着きたかったのだが、1時間3分38秒の前区間中で最速ラップを叩き出したものの着いたのは11:20だった、まずい。ここで再びURCの太郎さんに出迎えてもらった。(エアサロンパスを大量に振りかけて頂いた)トイレや蕎麦の列に並んだりしてたら20分近く長居してしてしまい11:39発。

<以降 ゴールまで時間と体力との闘いとなり写真写す余裕全くなし、来年乞うご期待^^;)

⑥50-60km  1:45:31  走り始めは筋肉が凍っており巡航速度迄なかなか上げれない! 気温も暑くなる一方で難儀。北相木村 59km地点までのダラダラとしたアップは単調で日陰も無く陽が容赦なく照りつけレース中2番目にしんどいところだった。途中 かっきーさん、工藤ちゃんとすれ違った、それ程(5km以内)離れてないことで少し安心。そしてやっと去年のリタイヤポイント59km地点に到着した。丁度出発するかっぺいちゃんともすれ違った。休憩所では荷物を受取りユンケル、ゼリー、羊羹を補給。二枚重ねの半袖を一枚脱ぎ10分位逗留してから出発、さあ、ここからが去年置いてきた落し物を拾う旅だ。


⑦60-70km  1:33:26  71km関門に向かう道はダラダラとした登りで体力を消耗した。途中コーラを自販機で買って一気飲み、旨し!かなりへばってきたが南相木村役場のエイドでトイレ(4回目^^)を借りてから一気に下腹が楽になりパワーでてきた!よし、スパートだ!!この辺りでかっぺいちゃんを追い越した。

 

⑧70-80km 1:42:57  71km関門には何とか走って到達(14:45)、関門閉鎖30分前になんとか辿り着くことが出来た。ファイテンのマリナーズ岩隈似の兄さんに脚マッサージの施術を受け(悶絶)て出発。さあ最大の難所、馬越峠へ。馬越峠迄の最後の5kmの登りは急だった、無理して走ると脚が最後まで持ちそうもないので歩くしかない、だが時間はどんどんたっていき焦りが高まっていった。体力的にも精神的にも一番きつかった。頼れるものは何でも頼ろうとMUSASHI NIとロキソニン2錠(下りの激痛に備え)服用。 16:17 79km地点馬越峠にやっと到着、16時迄には着いておくべきと聞いていたので、水分補給のみで出発。


⑨80-90km  1:10:34  87kmエイドまではゲキ下り、大腿筋が悲鳴を上げるのを無視して キロ6を切るペースで駆け下った。17:07に87kmエイド着17:00には着いておきたかったのだが何とか挽回圏内をキープ!荷物を受け取り飲み物(CCレモンが出た、旨し!)ゼリーを補給。預けていた大福は食欲無く食べれず。 17:15出発 、90kmの手前で嬉しい仲間の応援!暁さんのプリン差し入れ(超美味かった!)と太郎さんのエアサロンパス大腿筋ふりかけで力を注入してもらった。!17:35 90km地点通過!

 

⑩90-100km  1:20:19  最後の10kmが10kmで100m程と微妙に登ってるのがこのコースの嫌らしいところ。なんとかキロ8ペースより速く走ることを心がけた。18:15 95km地点通過、残り5kmで45分ある!キロ8ペースでも十分間に合う!! 始めて完走に確信が持て思わず嗚咽しそうになった。そこからは何人に抜かれようがキロ8ペースを維持、そしてゴールに近づくに連れて声援が大きくなり臨場感が高まってきた!

そして18:55:44 (18:55制限時間の5分前)待ちに待ったゴーーーーール 直後にURCカッキー会長、工藤ちゃん、渡辺さん、かっちさん、角田先生等 仲間達に揉みくちゃにされた。泣いた。

東日本屈指のウルトラマラソンはやはり過酷だった。不可能への挑戦に近い、生存能力を試された気分。完走した自分をおもいっきり褒めてやりたい。